パニック障害

突然の動悸、息苦しさ、めまい、手足のしびれなどにおそわれ、このまま死んでしまうのでないか、あるいはこのまま気がおかしくなってしまうのではないかと強い不安を感じますが、内科などで身体的な問題を調べていただいても特に問題がないと言われてしまうことがあります。この状態をパニック発作といい、一種の不安発作で、このパニック発作を繰り返す状態をパニック障害といいます。

また、うつ病の経過中にパニック発作をともなったり、パニック障害で治療していたのがしだいにうつ病となったりすることも珍しくありません。まだわかっていないことも多いのですが、うつ病とパニック障害は共通の原因をもっていることも想定されています。

広場恐怖

いくつか特定の状況でパニック発作を繰り返したり、あるいはなるのではないかと不安に感じて避けたりする方がいらっしゃいます。たとえば、電車の中、高速道路、トンネル、歯科医院、美容室、人混みの中、見知らぬ場所への旅行などです。

一見、どれもつながりがないようにも見えますが、実は「逃げるに逃げられない場所」という心理的に拘束感を感じるような場面という点で共通しています。このような場面で不安が強くなったり、さらにはまたそのような場面になることに恐怖を感じて避けるようになったりされる状態を広場恐怖といいます。広場恐怖にはパニック発作を伴う方と伴わない方がいらっしゃいます。

治療について

薬物療法

広場恐怖の薬物療法としては、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)や抗不安薬などを使用します。

回復してもすぐに中止することは望ましくありませんが、一生飲み続けなければいけないわけではありません。再発の予防のために、おおむね回復してから半年~1年程度は続けていただく事になります。

精神療法(心理的治療)

不安とつきあい、さらには乗り越えていく方法を身につけていくアドバイスをしていきます。

状態にもよりますが、お仕事を続けながら治療をされている方も多くいらっしゃいます。通勤などで著しく支障がでているのであれば一時的に休んでいただくこともありますが、むしろ不安に耐える力を身につけていくという視点からすると、ある時期からはむしろ通勤していただくことが治療的になることがあります。

精神科 神経科 心療内科 南海クリニック

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