職場のメンタルヘルスやうつ病、ストレス関連疾患の治療を通し、働く人をサポートできるような身近なクリニックをつくりたいと考えております。
うつ病治療を例として、当クリニックの治療方針について簡単にご説明いたします。
第一に早期診断および初期治療を正確に行なうことが重要と考えます。うつ病なのか適応障害であるのか、あるいは双極性障害であるのかを正しく診断することが重要です。更に、これらの疾患を対象にして、適切な薬物療法や精神療法を行なうことが早期の治癒に結びつきます。しかし、この見極めを一歩間違えれば、慢性化を引き起こしたり、あるいは再発を繰り返す結果となります。
私は、うつ病やストレス関連疾患の原因について、脳科学を基礎とした研究および治療を20年以上も行なってまいりました。これらの脳科学の知識や治療の経験を生かし薬物療法、精神療法を行なっていくことは、非常に有用と考えております。
もう一つ重要な点は、初期治療が終了し症状が改善した後の再発の予防をしばらく行なうことです。うつ病は「こころの風邪」といわれてはおりますが、実は風邪ほど簡単な病気ではありません。初めてのうつ病エピソードを起こした人の再発率は、約60-70%とかなり高い確率で再発します。特に良くなったと思い、油断して仕事の負担を増やしたり、くすりの服用を途中でやめてしまうとすぐに再発を起こしてしまいます。必要となるケースでは、再発予防や症状の軽減化のために、心理療法士による個人カウンセリングや認知行動療法などを行なっていく予定です。
患者さんへの病状の説明や治療薬の説明をきちんと行い、また患者さんの同意に基づく治療を心がけております。もし、わからないことがありましたら、遠慮なくご質問下さい。
豊かな臨床経験に加え、最新の医療情報やエビデンス基づく治療を心がけております。このためには、最新情報の収集を行なっていくこと、また学会や研究会への参加を行なっていくつもりです。学会などで休診となることも時にございますので、ご理解いただければ幸いです。
待ち時間をできるだけ減らせるように、初診、再診ともに予約制をとっております。ただし、曜日や時間により混み合うこともございますので、お忙しい方は比較的空いた時間に予約を取ることをお勧めいたします。
南海クリニックでは、産業精神科医による職場のメンタルヘルスに関する助言、相談、指導、講演等を行っております。これまで、東京警察病院では、警視庁の嘱託医として警視庁職員のメンタルヘルスに関わり、生命保険会社、出版会社などで、職場のメンタルヘルス活動やメンタルヘルスに関わる産業医活動を行なってまいりました。
産業医について
うつ病やストレス関連疾患により長期休職中の患者さんに対し、心理療法士などによる復職支援を行なっていく予定です。
治療上必要なケースでは、心理療法士によるカウンセリングを行なう予定です。
飯田橋駅近くの精神科・心療内科・神経科 メンタルクリニックです。おひとりで悩まず、お気軽にご相談ください。
診療時間はこちら
休診日 日曜日・祝日
ご予約・お問い合わせ 03-5879-7192Web診察予約(初診の方のみ)
東京都新宿区下宮比町2-1-3F
※みずほ銀行のあるビルです。
クリニックへのアクセス