パニック障害・広場恐怖

パニック障害

パニック障害突然の動悸、息苦しさ、めまい、手足のしびれなどにおそわれ、このまま死んでしまうのでないか、あるいはこのまま気がおかしくなってしまうのではないかと強い不安を感じますが、内科などで身体的な問題を調べていただいても特に問題がないと言われてしまうことがあります。この状態をパニック発作といいます。

一種の不安発作で、このパニック発作を繰り返す状態をパニック障害といいます。

広場恐怖

広場恐怖いくつか特定の状況でパニック発作を繰り返したり、あるいはなるのではないかと不安に感じて避けたりする方がいらっしゃいます。

たとえば、電車の中、高速道路、トンネル、歯科医院、美容室、人混みの中、見知らぬ場所への旅行などです。

一見、どれもつながりがないようにも見えますが、実は「逃げるに逃げられない場所」という心理的に拘束感を感じるような場面という点で共通しています。このような場面で不安が強くなったり、さらにはまたそのような場面になることに恐怖を感じて避けるようになったりされる状態を広場恐怖といいます。広場恐怖にはパニック発作を伴う方と伴わない方がいらっしゃいます。

良くあるご質問

初めて動悸がして不安になりました。パニック発作でしょうか。

パニック発作と同じ症状は不整脈や、薬物(カフェイン、アルコールなど)など身体的な問題からも起こりえます。初めてということであればまずは内科にて精査された方が良いと思います。


どのような治療をおこないますか?

広場恐怖の方で薬物療法としては、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)や抗不安薬などを使用します。また、不安とつきあい、さらには乗り越えていく方法を身につけていくアドバイスをしていきます。


薬は一生飲み続けるものですか?

SSRIについては回復したとしてもすぐに中止することは望ましくありませんが、一生飲み続けなければいけないわけではありません。再発の予防のために、おおむね回復してから半年~1年程度は続けていただく事になります。


仕事は休まなければいけませんか?

状態にもよりますが、一般的にはお仕事は続けながら治療をされております。通勤などで著しく支障がでているのであれば一時的に休んでいただくこともありますが、むしろ不安に耐える力を身につけていくという視点からするとある時期からはむしろ通勤していただくことが治療的になることがあります。


広場は苦手ではないのですが、なぜ広場恐怖なのでしょうか?

遠く離れた大通りや人通りの多いところなど、なじんだところから離れて孤立してしまうような状況に対する不安ということで報告され、広場恐怖と名付けられました。もともとはagoraphobiaの訳で、agoraは古代ギリシャの公共の広場を意味するものだそうです。phobiaは恐怖症です。

現在ではこれに電車などの閉所恐怖なども含めて考えられています。東京のように頻繁に電車を利用する地域では、電車が苦手だという訴えの方が多いように思います。女性では美容院が苦手でいけないという訴えをよく聞きます。


うつ病ですが、パニック発作もあるようなのですが。

うつ病の経過中にパニック発作をともなったり、あるいはパニック障害で治療していたのがしだいにうつ病となったりすることは珍しくありません。まだわかっていないことも多いのですが、うつ病とパニック障害は共通の原因をもっていることも想定されています。


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